

活動報告

職業講和会/高蔵寺中学校

皆さん、こんにちは。
令和7年度 春日井商工会議所青年部「軌跡を創るリターンズ委員会(政策提言活動担当)」に所属しております、後藤 壮(ごとう・そう)と申します。普段は建築設計業を営んでおり、今回7月4日に高蔵寺中学校で実施された「職業講話会」に講師として参加いたしました。この場をお借りして、当日の様子をご報告させていただきます。
■ 改めて春日井商工会議所青年部とは
私たち春日井商工会議所青年部(以下春日井YEG)は、春日井市を拠点に活動する若手経営者の団体です。会員同士の交流、自社業の発展に向けた自己研鑽はもちろん、地域への貢献活動にも積極的に取り組んでおります。その一環として、春日井市内の中学校・高等学校からのご依頼に応じ、「職業講話会」と呼ばれるキャリア教育活動を行っております。生徒の皆さんに仕事の内容や働く思いなどを伝えることで、将来を考えるきっかけを提供しています。
■ 講話会の概要
今回の高蔵寺中学校での講話会には、私を含め9名の青年部会員が講師として参加しました。業種も多彩で、建築設計業、クリーニング業、美容師、ダンススタジオの経営、着物の販売・レンタルなど、さまざまな分野の経営者が集まりました。それぞれの教室で50分間、仕事内容や仕事を選んだ理由、働く上で大切にしている価値観などを、生徒の皆さんにお伝えしました。
また、今回は学校側から「生徒が実際の仕事を体験できる時間を設けてほしい」というご要望をいただき、各講師が仕事の一端を体感できるようなプログラムを用意しました。
■ 建築設計の魅力を伝える講話とワークショップ
私が担当した建築設計の授業では、まず建築設計のプロセス・建築士になった経緯を説明しました。その後に最近竣工した住宅の平面図を投影し、「テレビとソファをリビングのどこに配置するか」を考えるワークを行いました。生徒たちは「三人掛けのソファってどれくらい?」「テレビの大きさは?」と、隣同士で楽しそうに話しながら、実際に図面に家具を配置していきました。ここでは単純に図面に触れて考えるという行為を体感してもらいました。建築設計には基本的な原理原則がありますが、一つとして同じ建物は存在せず、常に「最適解」を探す仕事です。このワークを通して、唯一解を“考え続ける力”の大切さを感じてもらえたのではないかと思います。
終盤には仕事の話に加え、「仕事とは何か」「幸福とは何か」といったテーマにも少し踏み込み、これからの人生において大切にしたい考え方のヒントもお伝えしました。今の中学生は、私たちの世代よりも遥かに多くの情報に囲まれています。そうした中で、自分なりの「働く意味」や「幸せ」を見つける参考になれば幸いです。
■ 生徒たちの反応と講師の学び
授業の最後には弊社の名刺サイズの会社案内を配布し、家に帰ってからも保護者の方と将来の仕事について話すきっかけになればと願いを込めました。生徒の皆さんは、建築のプロセスや完成した建築物の写真に強い関心を持ってくれました。講話後の質疑応答では、予想よりも生徒が積極的に質問してくれ、真剣に聞いてくれていたことが伝わってきてとても嬉しく感じました。
またこれまで講師として参加した青年部会員からは、「普段あたりまえに考えていた自社の理念や仕事の意義を見直す良い機会になった」「生徒からいただいた直筆の感想文に感動した」といった声も多く聞かれます。
■ おわりに
この職業講話会は、私たち春日井YEGにとっても非常に意義のある活動の一つです。これからも地域の未来を担う子どもたちに向けて、仕事の魅力や、働くことの意味を伝える場を大切にしていきます。
青年部員の皆様には、ぜひこの活動に積極的にご参加いただければと思います。また、この記事をご覧の皆様が春日井YEGの取り組みにご興味を持っていただければ幸いです。
今後も地域を支え次世代を育む活動を継続してまいりますので、春日井YEGをどうぞよろしくお願いいたします。





















📖 この記事を書いた人
後藤 壮(軌跡を創るリターンズ委員会)
🌱一歩踏み出すことで、見える景色がきっと変わります。
あなたの「挑戦してみたい」を、春日井YEGでカタチにしませんか?
「自己研鑽」「自己実現」「楽しさ」「苦しさ」「笑い」「汗」「涙」「感動」…
まずは見学だけでも大歓迎です。お気軽にご連絡ください!
春日井商工会議所青年部事務局
TEL:0568-81-4141
みなさまのご参加を心よりお待ちしています!